大学を卒業して最初に勤めた会社は入社した頃は羽振りが良く、毎年海外旅行が当たり前。
仕事も順調で、結婚し、子供も生まれ、理想の過程を築きつつありました。
ところが、景気が悪化し、会社の業績は急降下。
だんだんと給料の支払いが遅れるようになり、周りからは倒産するというような噂も聞くようになりました。

【体験者の情報】

体験者 借入件数 借金総額 借金期間
  • アキラ
  • 男性
  • 43歳
  • 自営業
地元銀行、JCB、セゾン、ニコス 360万円 平成15年10月-現在

不景気のあおりで会社が倒産、企業を決意

大学を卒業して最初に勤めた会社は入社した頃は羽振りが良く、毎年海外旅行が当たり前。
仕事も順調で、結婚し、子供も生まれ、理想の過程を築きつつありました。
ところが、景気が悪化し、会社の業績は急降下。
だんだんと給料の支払いが遅れるようになり、周りからは倒産するというような噂も聞くようになりました。

それから1年後、予想通り、会社は倒産してしまいました。
自分の場合、迷わず自分で会社を起こし、やっていこうと決めていたので、
ためらいもなく、新しい会社を作りスタートしました。

事業の不調、借金のスタート

最初のうちは順調でしたが、半年も過ぎた頃から資金繰りが悪くなっていきました。
さすがにやばいと思い、地元の銀行に融資の相談することに。
自分と妻が連帯保証人になることで100万円の融資を受けることができました。

しかし、100万円程度ではすぐに危機がやってきました。
すぐに銀行から借りるわけにもいかないため、なんとかしなければと試行錯誤しました。
そして当時、持っていたJCBやセゾンなどのカードでキャッシングをしようと決めました。

クレジットカードの枠は、30万円のものと50万円のものが2社。
当初は10万円程度だった借金が、だんだんと20万円、30万円と膨らんでいきました。

多重債務を絵に描いたような借金生活になっていきました。
そして、返済も遅れるようになっていきました。

カード会社の催促、借金苦

カード会社からは督促の電話がかかるようになり、居留守を使っても1日に2回、3回はかかってきました。
さらに、延滞が続いていくと保証会社もしくは債権回収会社が督促に自宅までやってきました。

当然、居留守を使いました。
まだ子供は小さく、子供に悪いと思い何度も対応しようとしましたが、対応してしまうと後が怖いので過ぎるのをじっと待っていました。
そして、ポストには「このままだと法的手続きをとる」との書面が入っていることも良くあります。

今は妻にもパートで働いてもらい、少しづつ借金を返済しています。
クレジットカード会社には延滞が常習となっており、強制解約をされました。
あとは借金を返済するだけです。

自営業の仕事を片手間にアルバイトをしながら借金を返済しています。
本当に貧しい生活、というか大変な生活をしていると思います。
こんなことをあとどれぐらい続けなければならないかと思うと、夜も眠れず涙が出ることもあります。

クレジットカードのキャッシングなどは利息が高かったので、過払い請求ができるのでは、なんて思いますが、
クレジットカード会社に関わりたくないのでどうでもいい話です。